2016年1月14日木曜日

利用者わずか1%!?知れば得する確定拠出年金のメリットとは

老後の備えと聞いて、真っ先に思い浮かぶのが、
  国民年金や厚生年金をはじめとした公的年金ですよね。
  
  ただ、公的年金は高齢者の急増や財源不足から、
 将来の受給額の減少が懸念されています。

 この不足する公的年金の上乗せとして
 「確定拠出年金」があります。

 「年金」と銘打っていますが、
 あくまでも個人で掛け金を支払い、
 自分年金として将来に備える制度です。
 
 運用するのは個人ですから、
 その運用の責任も個人が負います。
 
 運用結果が良ければ、
 将来の年金額は増えますが、
 運用に失敗して元本を割ってしまうこともあります。
 
 運用リスクはありますが、
 確定拠出年金には、様々な特典があります。
 
 将来に備えて同額の積立をするにしても、
 この制度を利用した場合と利用しなかった場合では、
 将来大きな差が付きます。
 
 メリットの多い確定拠出年金ですが、
 これまで、いまひとつ認知度は少ないものでした。
 
 ただ、来年からはこの確定拠出年金の
 利用資格が拡大される予定です。
 
 ビジネス誌でも紹介されたり、関連書籍が発売されるなど
 老後の備えの効果的な方法として、
 注目を集めています。

 そこで、今回のコラムでは
 確定拠出年金の特徴と効果的な活用方法について
 お伝えしていきます。


 まず、確定拠出年金には、
 「企業型」と「個人型」の2種類があります。

 「企業型」は企業が退職金制度として社員のために積み立てていくもの。
 
 「個人型」は自分自身で掛け金を支払い将来に備えて積み立てていくものです。
 
 積み立ての主体が企業なのか、個人なのかで、
 種類が2つにわかれます。
 
 これまで個人型確定拠出年金は、
 勤務先に企業年金制度がない人や自営業者と限られており、
 利用者も多くはありませんでした。
 
 また、認知度も少なく、
 企業型確定拠出年金の利用者は約546万人いますが、
 個人型は約23万人しか利用していません。
 
 個人型を利用できる資格を持つ人の
 1%未満という数値です。
 
 しかし、来年1月から、
 専業主婦や公務員、さらに企業年金がある
 会社員も利用できるようになります。
 
 
 個人型確定拠出年金のメリットは、
 なんといっても節税効果です。
 
 掛け金に上限はありますが、
 この掛け金の全額を税金計算の対象となる所得から
 差し引くことができるのです。
 
 課税所得が500万円の会社員のケースで考えています。
 
 この場合、税率は所得税20%、住民税10%の合計30%です。

 なにもしなければ、所得税と住民税の合計金額は、
 150万円(500万円×30%)になります。

 掛け金を年間上限金額である27万6000円を支払っていた場合、
 この金額を課税所得である500万円から差し引くことができます。
 
 すると、課税所得は472万4,000円となり、
 税額は141万7,200円になります。
 
 実に8万2,800円の節税です。
 
 この積み立てを30年間続ければ
 約250万円の節税が可能です。
 
 老後の備えをしながら、これだけの節税ができるのです。
 
 
 また、運用中の売却益や分配金は非課税になります。

 一般の金融商品は運用益に対して
 20.315%の税金がかかることを考えれば、
 効率よく資産を増やすことができます。


 さらに、年金を受け取る場合にも税金が優遇されます。
 
 お金を受け取る際には、
 一時金として受け取るか、年金として受け取るか、
 いずれかを選択します。
 
 一時金の場合、退職所得控除、
 そして、年金の場合は公的年金等控除が利用できるため、
 税金を抑えることができます。


 ただし、個人型確定拠出年金にもデメリットがあります。

 代表的なものが、
 積み立てたお金は原則として、
 60歳まで引き出すことができないことです。

 自分自身の病気や怪我、そしてリストラなどで、
 収入が不安定になったとき、また家族の介護や療養費などで
 想定外の出費があった場合、
 この積立金を取り崩すことはできません。
 
 ですから、あくまでも余裕資金の範囲内で行うことです。

 
 また、節税メリットで効率的に資産を殖やすことはできますが、
 確定拠出年金で作った資産は「ストック」の資産です。
 
 年金として毎月受け取るにしても、
 これまで積み立ててきた資産がなくなってしまえば、
 年金の支払も終わります。
 
 確定拠出年金は、老後に備えるために
 毎月お金を貯めるよりは効率的です。
 
 しかし、いざ満期になってしまえば、
 資産を取り崩していくという点では同じです。
 
 目減りしていく資産を気になっては、
 安心してお金を使うことができませんよね。
 
 
 これまで過去のコラムでも繰り返しお伝えしてきましたが、
 老後を安心して過ごしていくためには、
 「収入源」を作ることが大切です。
 
 たとえば、確定拠出年金だけで老後に備えるのではなく、
 不動産投資も並行して行う。
 
 不動産投資なら、毎月安定して家賃収入が入ってくるので、
 もうお金がなくなる心配はいりません。
 
 また、確定拠出年金を一時金としてもらい、
 そのお金で家賃収入を生んでくれる不動産に組み替えるなど、
 やり方は様々です。

 
 個人型確定拠出年金と不動産投資を組み合わせて、
 ゆとりある老後生活の設計を検討されてはいかがでしょうか。

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